大企業にはもっと本気出して社員がワクワクするようなことをやって欲しい

僕は今はベンチャー企業にいますが、新卒では大企業に入社、約5年ほど勤務していました。

もちろん大企業だけあって、給与もそこそこ良く、不況のあおりを受けてボーナスこそいくばくかはカットされていましたが、残業規制もあり、労働環境は超ホワイトでした。

あ、別に今が悪いってわけじゃないですよ。

でもそんなホワイトな環境ですが、辞めちゃいました。辞めた理由はまた別のエントリで書こうと思いますが、下記の記事内で言及されていることは、かなりわかりみが深かったです。

>>新卒で入社したホンダをたった3年で退職しました - 新卒で入社したホンダを3年で退職しました

私の所属していた場所ではホンダの社員は 全く技術開発をおこなっていませんでした。

ではどうやって先進安全や自動運転の機能開発をおこなっていたか? 実態はサプライヤーと呼ばれる部品メーカーに技術開発を丸投げしておりました。 ホンダのプロパー社員の仕事はサプライヤーの日程管理と部品の不具合が出た時に サプライヤーを叱責するということが主たる業務でした。

ほんとこれだな、と。

大企業は「パーツ」を「組み立てる」

実態については上記の記事内でも言及されていますし、僕自身は自動車メーカー勤務ではなかったので、本エントリでの細かい言及は避けますが、基本的には「パーツ」を「組み立てる」だけ、と考えてもらっても差し支えないレベルだと思います。

で、今も昔も変わらずすごい!と言われているのは、この「組み立てる」部分、製造系の話なんですよね。トヨタの仕事術のビジネス書なんかみても、製造寄りの話がとても多いです。もちろん製造だけではなく、問題解決に関わる部分もありますが、ユースケースとしては製造の部分が圧倒的に多い印象ですね。

例えば「カイゼン」に「カンバン」、「なぜなぜ分析」とか。このへん詳しく知りたい方は書籍を見るのが手っ取り早いのでどうぞ。

まぁ総括すると、イノベーティブな領域で内製で面白いことやってる大企業って減ったよねって話ですよ。

もちろん、製品としては大企業から出ますよ。でもその実、大企業自身はなんの技術も持ってないケースが多い。仮に今のサプライヤーが一気に手を引いた(例えば本気出した外資に根こそぎ買われるとか)場合、契約的には技術こそ残れど、それを扱える技術者がいないとお話にならないですよね。

実際はコアメーカーには必ず資本入れてきているので、単純にどうこうなるって話ではないですけどね。超絶わかりやすいとこで言えば、トヨタとアイシン精機とか。執筆時点でトヨタの持株比率が24.81%ありますもんね。しかも追って豊田自動織機、デンソーですよ。もうガチガチじゃないですか笑

大企業「こそ」イノベーティブであって欲しい

まぁこれは僕の願望なんですが。

大企業って、いうても体力あるじゃないですか(資金的な面で)。だったらそこでガンガン攻めていくべきだと思うんですよね。内部留保を貯めてる場合じゃない。

>>日本の「技術軽視」の風潮と、大企業が今まさにやっていくべきことを考える | BEBEBE

昔は投資にハードは必須でしたが、今の投資領域はハードよりも明らかにソフトです。つまり、人に対して投資するだけで良いわけだから、昔よりも投資ハードルは明らかに低いはず。

例えば自動運転だと、製造ライン的に言うと設備投資はほぼ不要で、工程としてはセンサーをつける工程が増えたりするでしょうけど、コアな部分は「どういうソフトウェアを書き込むか」です。

といっても名ばかり経営者が多いから、夢のまた夢の話ですかね。日産みたいに「経営のプロ」を連れてくれば業界も大きく変わりそうですけどね。

色々言いましたが、自分とマッチしてないと思ったら辞めるだけです(特にエンジニアはこの傾向が顕著)。このあたりを経営層がどう捉えてるかってので方針は大きく変わる可能性があるので、なんだかんだ言ってもトップが経営に与えるインパクトはデカイだろうなと思う今日この頃です。