「新しいメディアの教科書」はブログ運営のヒントが散りばめられている良書だった

Man and weman

最近読書がマイブームになりつつあります。「Kindle Paperwhite」で読書に集中できる環境があることがメチャ効いてますね。

集中して読めるかそうじゃないかは、思ってるよりも大きい違いですよ。これ、冗談抜きで。

ここ数日で数冊読んだんですが、今日はその中から「新しいメディアの教科書」をご紹介。著者は佐々木俊尚(@sasakitoshinao)氏です。佐々木俊尚氏についてはもう有名すぎるので説明不要、ですね。

知らないよって人はWikipediaでもサクッと見てきてください。

参考記事:佐々木俊尚 - Wikipedia

今日紹介する「新しいメディアの教科書」なんですが、Prime Readingだとなんと無料で読めちゃいます。ぶっちゃけこれはお金出してでも読んだほうがいいくらいの本だったので、ガチでおすすめです。

メディア運営者はもちろんですが、僕のようなブログ運営者にとっても有益な情報がたくさん散りばめられています。

この本で学んだこと

タイトルで「メディアの」と銘打ってますが、フタを開けてみると別にメディアだけではなく、ブログ運営にも取り入れた方がよさそうなものがたくさんありました。

ブログも一種のメディアなので、当たり前といえばそうなんですけどね。

とにかく、僕が本書で重要だと思ったところは、以下の点です。

  • モバイル時代ではUXが最重要視される。UXさえ良ければ、広告かそうでないかは関係ない
  • パーソナライズは「個人」ではなく「集合(コミュニティ)」
  • 読者の求めるものを、読者のいる場所で提供すること。読者にリーチ出来なければ意味はない

僕がこの中で実践できているものは、悲しきかな、正直1つとしてありませんでした。

これは僕だけに限らず、今ブログを運営している人の中で考えても、ここまで意識してブログを運営出来ている人っていうのは、いません。ゼロです

ということは、仮にこれらを個人レベルで実践できれば、日本で最も有名なブロガーにだってなれるわけです。

壁は死ぬほど高いですが、やってみる価値はありそうです。

僕達の「ブログ運営」は明らかに時代に即していななった

さてここからは、上記で挙げた3つの重要事項について「ブログ運営」という視点で何が出来るかを考えていきます。

ブログなので、もちろん個人レベルでどこまでできるかという部分ですね。

広告は出さない方がいいのか?

「モバイル時代ではUXが最重要視される。UXさえ良ければ、広告かそうでないかは関係ない」

もう結論は出ていますが、広告を出すことは全く問題ありません。

重要なのは、ユーザーに邪魔だと感じさせないことです。

一時期広告ブロッカーが流行りましたが、広告を無くすことが正解ではありません。広告ブロッカーは広告ブロックによってサイトの表示速度が上がったと言われているので、速度面でのUX向上には寄与しましたが、本質的にはそこではないんです。

コンテンツになじんだ広告であれば、積極的に出してOKということです。

逆にコンテンツになじんでいない広告は徹底的に嫌われるので、そういった広告は出すべきではありません。

パーソナライズをどうやるか?

「パーソナライズは「個人」ではなく「集合(コミュニティ)」」

パーソナライズされた広告を出すという手法は、今や一般的に用いられています。AdSenseとかもそうですね。

しかし本書では、パーソナライズは個人に対してではなくコミュニティに対して行われるべきだと述べられています。

例えばでいうと、「あなた個人が興味ありそうなこと」ではなく「あなたと周りの人が興味ありそうなこと」が重要視されるということです。

これは、個人で楽しむより周囲に話題で挙げられそうなコンテンツを流したほうがソーシャル上で拡散されやすいよね、という考え方に基づいています。

Facebookだと「友達」だけでなく、「どういう友達か」という部分のデータも保持しているので、この「集合に対するパーソナライズ」はやりやすそうですね。

しかし一方でブログという観点でどう活かしていけばいいのかは、現時点ではちょっと見えてません。

求められているコンテンツを、求められている場所で

「読者の求めるものを、読者のいる場所で提供すること。読者にリーチ出来なければ意味はない」

僕らブロガーは、ブログサービス(もしくはCMS)上でコンテンツを作成して配信しています。

結論を言ってしまえば、この手法ではUXがよくありません。

例えばTwitterメインの人、Facebookメインの人など人によってヘビーに使っているSNSは異なります。そして、TwitterとFacebookではユーザーの質が異なることはなんとなく雰囲気でわかると思います。

ここから言えることは、以下の2点です。

  • 同じコンテンツをそれぞれのSNSに流し込んでもダメ
  • 各SNS上で完結するようなコンテンツを配信しないとダメ

つまり僕らブロガーは、各SNSの性質にあったコンテンツを、各SNSだけで完結するように配信していくべきだ、ということですね。

ちょっと雑ですが、例えばTwitterなら猫の画像流せばOKで、Facebookには意識高い系のことを流せばOKみたいなイメージです。

これはブログレベルではなかなか難しい感じはありますね。僕も各SNSには流していますが、全く同じコンテンツを流してますし。

今後のブログ運営のあり方

「ブログ」としてみた場合、本書で紹介されているような戦略をとっているブログはありません。

一方で、本書で紹介されているような戦略をブログでとれるかと言われると、それもまた難しいように感じています。

「結局何の解決もしてないじゃないか!」と言われるとそうなんですが、一つだけ言えることはあります。

それは、今のスタイルでブログを続けても突き抜けることはできないということです。

ブログを書いて、SNSで通知して、という手法だと差別化することが難しい時代になってきたことは確かです。

現時点で、今後どうやってブログを育てていけばいいかという答えは出ませんでしたが、今後のブログ戦略をを考えるキッカケになる本ということは間違いありません。下手なライティング本を読むより、断然オススメできる本です。