社会人にとっての節約術が今後の人生の大きな足かせになる理由

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社会人のみなさん、節約、してますか?

節約と言えば、電気・ガス・水道などの公共料金を抑えたり、月々のスマホの料金を抑えたり、いろんな方法がありますよね。

でも中には、「外食を控えよう」「飲みに行くのを控えよう」「モノを買うのを控えよう」などといった、「それ生きてる意味ある?」みたいなことを言う人もいます。

別にそれを否定するつもりはありません(それで生きてて楽しいのかとは思いますが)。ただ、一つだけ言いたいのは、思考停止になって月々の生活を切り詰めるような節約術はNGだということです。

削るところは削る、削らないところは削らない。この線引が出来てればどんどん節約してください。ただ、いざやってみるとなかなかこの線引って難しいんですよねぇ。

ぼく自身を振り返ってみると、社会人になって10年近く経ちますが、これまで多くの節約をしてきました。主に削ってきたのは、公共料金、スマホの料金、家賃や食費です。体が資本なので食費はあまり削りすぎるとNGなんですが、結構NGレベルで削ってましたね・・・。

ただ、いくら必死になって節約しても、正直なところ節約できる金額なんてたかだかしれてます。いくら頑張ったところで月々10万円節約するなんて現実的じゃないですよね。

節約で削れるのはせいぜい3万円、どんなに良くても5万円くらいじゃないですかね。間を取って月に4万円節約できたとして、年間で48万円分節約できることになります。

こうして数字で見ると結構いい額かもしれませんが、節約で削れるくらいの額であれば、別に節約にこだわる必要はないんですよ。むしろ節約は非常に効率が悪いです。じゃあ何がいいかって言うと、それは「投資すること」です。

結局のところ、なぜ節約するかというと支出を抑えて手元にキャッシュを残したい(貯金したい)からやるんです(ゲーム感覚で節約自体を楽しんでる人もいますが)。

目的はキャッシュを残すことなんだから、支出を減らすんじゃなくて収入を増やせばいいという発想です。節約だと節約できる上限は見えてます。一方で収入を増やすのは青天井。絶対こっちの方がいいなんて、誰の目にも明白ですよ。

せっせと節約して少しのお金を貯めるより、どんどん投資して多くの収入を得る。こういう考え方を身につける必要があります。

節約することと投資すること

なぜ節約術が今後の人生の大きな足かせになるんでしょうか?その理由は、節約することと投資することは相反するものだからです。

節約することは支出を抑えることで、投資することは支出することですよね。正反対の行為なんです。

だから節約することが身にしみてしまうと、投資することが出来なくなってしまうんですよ。多くの日本人が節約志向で全く投資しないことからも、この傾向はみてとれます。

どういうことかを具体的な事例を出して比較していきましょう。例えば勉強のために本を買うという行為を考えてみます。

節約志向のAさんは、「ネットでも無料で学べるから」と言って本を買いません。一方で投資志向のBさんは、「ネットでも無料で学べるけど書籍の方が体系立てて説明してあって学習速度が速い」と言って本を買います。

本を買って学習速度を加速させたBさんは、そこで得た知識でどんどん市場価値を上げ、自然と収入が上がります。しかもAさんが勉強してる間にも、更に別の勉強に手を付けることが出来ます。そう、これが投資です。節約するより大きくリターンをとれるんですよ。

こういうと「そんなに給料が上がるわけがない」と言う人が必ずいますが、別に給与所得にする必要はないので、そこで得たスキルで自分で事業を立ち上げてしまえばいいんです。

事業を立ち上げるとかいうと凡人には出来ないと思われがちですが、ブログやアフィリエイトのネットビジネスであれば、リスクゼロで始められるので、やるかやらないかだけの世界です。文句言う暇があったら動きましょう。

支出することに恐怖心が生まれてしまう

先程も言ったように、節約とは支出を減らすことです。

つまり節約志向になると、無意識に支出することに恐怖心が生まれるんですね。だから、極力お金を使わなくなります。というか、使えなくなります。

こうなってしまうと悪循環しかありません。

投資に回せないと、実入りが増えない(増えづらい)ので、少額で資産運用してるようなものです。リターンが少ないんですよ。

しかも、こういう節約志向の人って現金主義の人がものすごく多いです。だから例え年間で50万近く節約出来たとしてもそれは全部銀行預金、よくて定期預金とかが関の山です。

ロボアドバイザーとかにぶち込めんば年利5%の複利で回せるんで、結構な額になるんですけどね。非常にもったいない。

支出することが悪いことだという錯覚

そもそも今の日本人は貯蓄大好きなので、支出自体が悪いことだという風潮すら感じられます。

例えば車買ったら「あら、お金持ちなのね(嫌味)」みたいな。

でも本来、お金使わないと経済って回らないんですよ。今は個人も貯蓄、企業も内部留保で市場に全然お金が出回らない。なので景気は全然良くならないですよね。

なので、お金は本来どんどん使っていいんです。そもそもお金なんてただの紙ですしね。価値を保存することが出来るだけ。今の人類は、お金に執着しすぎです。ぼくもお金は大好きですが、お金の意味はちゃんと理解した方がグンと生きやすくなります。

とりあえず支出は市場にとって良いことしかないので、支出が悪なんてものは完全な刷り込みで、支出はどんどんするべきもの、です。

節約が当たり前の現状

とは言え、ですよ。

今の日本でサラリーマンをやってると、そうそう収入があがるイメージって持てないと思うんですよ。僕も半期に一度ある評価面談で交渉してるんですが、直近だと5,000円/月しか上がらなかったですし。

なので、将来のために少しでも多くキャッシュを持っておきたいってのは非常によくわかります。だからぼくもこれまでに節約をたくさんしてきました。

ただ冒頭でも言ったように、思考停止になって月々の生活を切り詰めるような節約術をしてはいけません。

削るとこは削る、出すとこは出す。この線引をきちんと意識しましょう。

大事なのは節約より投資

最後に、具体的にどういう線引で節約していけばいいのか、無理なく節約して無理なく投資に回せるのかをお話しておきます。

端的に言うと、こうなります。

  • 固定費は節約して節約した分は投資に回す
  • 変動費は気にしない(ストレス緩和)

固定費というのは、例えば家賃、通信費、保険料など、定期的に定額引かれるものです。変動費は公共料金やら食費やら、ですね。

変動費を削っちゃうと、ストレスがすごいんですよ。例えば食費を削るとして、ホントはササッと外食で済ませたくても、節約が前提であれば自炊ってなっちゃいますし、ガス代削ろうと思えば長風呂しないとか。どちらにしても生活に直結したことなので、長続きさせるとなると、ストレスになるんです。

一方で固定費を削るのはストレスも少ないので、すぐにでもやるべきです。例えばスマホの通信費は格安SIMの変えるべきだし、保険料も必要以上に多く払ってる人は多いはず。

そしてここで削った固定費を投資に回して収入を増やせれば、より大きく投資できるようになる、非常にいいループに入れます。

考え方としては、企業の事業計画に近いですね。投資して成長させて純利益を増やす、また、逆に無駄なコストは削っていく、という感じです。

なので、コストカット(節約)だけじゃなく、投資(支出)もバランスよくやっていくことが、より大きな収入を得るための唯一の方法です。節約だけして満足してるだけじゃ、全然ダメですね。

もし思考停止で節約だけやってるのであれば、今すぐ改めることをオススメします。